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ここでは数式の記法と、数式内で使用できる値や演算子、そして関数について説明します。Kawasemiが解釈可能な数式は一般的な表計算ソフトのそれとほぼ同様であるため、表計算ソフトの使用経験がある人にとって、Kawasemiでの数式の記述について困ることはあまり無いでしょう。しかし、それでも注意すべき点が幾らか存在します。Kawasemiで数式を処理しているモジュールは独自の.NETアセンブリです。このアセンブリはMicrosoft Excel 2013™と極力互換性を維持するよう実装されていますが、Excelとは挙動が異なる部分も存在するのです。ここではこれらの差異についても言及しています。

(なお)、Excelでは数式の先頭に必ず「=」を記述する必要がありますが、Kawasemiでは数式の先頭に「=」を記述しません。例えば、Excelでは「=1+2」と記述するところを、Kawasemiでは「1+2」と記述します。