Display

「Display」は画面に表示される文字列を設定するためのタブです。数式の文法や挙動に影響を与えるものではありません。

「Display」タブを開くと、更にその中に「Labels」と「Functions」の2つのタブが表示されます。以下では、これら2つのタブで設定できる文字列について、詳しく見ていきます。

Labels

「Labels」タブでは、メニュー要素の名前や列の名前、関数の分類名を設定します。左側の列には表示場所が示されており、表示する名前を右側の列に入力します。名前が入力されなかった表示場所には、米国英語環境の文字列が表示されることになります。

下の表は各表示場所を図示しています。

表示場所 スクリーンショット
Value column
Formula column
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Redo in main menu
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Others in main menu
Language in main menu
Row in row menu
Insert in row menu
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Cut in row menu
Paste in row menu
Copy in row menu
Copy value in row menu
Background color in row menu
OK in language selector
Database in function selector
Date/Time in function selector
Engineering in function selector
Finance in function selector
Information in function selector
Logic in function selector
Lookup/Reference in function selector
Math/Trigonometry in function selector
Statistics in function selector
Text in function selector
Web in function selector

Functions

「Functions」タブでは関数選択画面に表示される、各関数の説明文を設定します。

このタブの中には(さら)に、関数を11個に分類するタブが収められています。何れかの分類を表示すると、左側の列に関数名が、右側の列に説明文の入力欄が並んでいます。

右側の入力欄に説明文を入力します。この欄に何も入力しない場合、関数選択画面にその関数の説明文は何も表示されません。

数は多いものの、ここではただ単に各関数の説明文を入力するだけです。しかし、1つだけ見慣れない関数が含まれています。「Text」に分類された「USDOLLAR」という関数です。

Expression」の「Functions」で説明していますが、DOLLAR関数の実体はこのUSDOLLAR関数です。そのため、USDOLLARの入力欄にはDOLLAR関数の説明文を入力します。では、DOLLAR関数の入力欄には何を入力するのかと言えば、ここにはローカライズされた関数の説明文を入力します。例えば、日本語にローカライズする場合であれば、YEN関数の説明文を入力します。何故(なぜ)なら、DOLLAR関数は日本語環境ではYEN関数として振る舞うためです。